panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

リクリエーションとしてのストだのデモだののタイ−−−−−みつを


  今日で半年の仕事収めである。来週その総決算があり、さらに別の仕事が続くが、まずは終わった。とはいえ、何かビールで乾杯というわけでもなく、炭酸をつくって飲むのみである。うーん。健全じゃね?・・・全然。
  タイで昨日からはじまった争議行動は主要な交差点を何カ所か封鎖するようである。バス路線だけは開けてあるらしいから、バンコクにいたら乗って見学であるね。
  それにしてもこうした抗議活動が大都会で平然と生じることが、ま、見事である。停電するだけで大騒ぎの日本ではこうはいかない。そもそもお祭騒ぎなわけで、何年かに一度のページェントという具合であろうか。外国からみていただけでは、その軽さがわからない。でも軽いジャブみたいなものなんである。体験からいえば。
  結局繰返しこういうことが起こるということは、タイの現代政治のなかにこの大衆行動が制度化されているということであって、その盛り上がりをみて政権側がどうするかを決定する。緯度の高い先進地帯の深刻な政治状況との類推をしても、はじまらない。すべてが軽いわけで。政治が軽ければ、命も軽い。という感じがする。
  というわけで、ニュースでみると、思わず、見とれてしまうわけなのであった。でもなぜニュースでは深刻に扱っているのか。軽い外国芸能ネタなのだと考えるべきなのでは?そもそも選挙をやれば負ける側が選挙をしたくないというだけで、こういうことをやるというのは政治の仕組みの否定である。票をもつ隷農民側の利益をもっと代表させないといけないのに、都会側の既得権益を維持しようというのはどういうことか(この連中がストをしている)。都会は中国系、地方はタイ系、そしてもっとも貧農系はラオス系。・・・どうなるのであろうか、タイ国民国家は?どうもならないような感じもするが。