panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

ロンジーを眺める----美しい小休止


  我輩の願いは、分別ある大人からみると、まことにたわいないものが多い。ロレックスは欲しくないが、タイ純正ローレクスは今でもあちこちで欲しい。シロマキとかタイ人が云っている自動巻きではなく、電池作動が好きだ。
  ということで我輩はロンジー姿をぜひ見たかった。ほんとにロンジー、つまりミャンマー製腰巻きを履いた人々が行き交っているのか。そして見事に、ミャンマーは、かつて世界には少なくなかった腰巻き文化を維持していることを確認した。ロンジー。アイ・ラブ・ロンジー。・・・ロンジーは女性の名前ではない。ましてやガンジーではない。
  ロンジー姿は美しい。仏像同様ほっそりしたミャンマー人は腰が小さい。男女とも。背は高くはないが、スタイルはいいので、ロンジーが映える。
  ロンジーを履いた人々が道を歩くのを見るだけで、幸せだった。ちなみに我輩はゲイはない。芸もない。女性も腰で布を集めてとめただけのスカート、つまり腰巻きで歩いている。その点も見逃さなかった。しかし我輩はロンジーが気に入っているので、そっちの腰巻きは、ま、どうでもいいのである。
  ロンジーにゴムゾーリ。正しい東南おおアジアの生き方ではないかと思う。いまや同じ気候となった日本人が革靴履いて、ウール製品を着ているなんざ、ふん、笑わせるぜえ。白人かあ。ってお下劣なお言葉はいけません。
  インドネシア人の服装も、自然である。水虫なんかないだろう。水虫こそ、わが国近代化の風土病なのだから。
  ちなみにこれは朝ホテルのそばで撮った。後に写っているのは実は中央郵便局なのである。のんびりしたもんでしょ?下は女性の方。

  木陰のロンジー

  炎天下のロンジー

  そろそろ重くなってきた。肝心のバガンに移ろう。ベトナム編が不可能になる。