panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

後藤繁榮の去るを惜しむ

  NHK地球ラジオ(土曜日曜夜5時)で、後藤シゲヨシ・(元)アナウンサー(1951年生)がとうとう退くことになった。ざざざ残念である。折しも2012年度の最後の日である。うーん、少しでも海外にいたことのある人には、また『きょうの料理』のファンには、絶対に欠かすことのできない人物だった。しかもNHKのHPでアナウンサーでチェックしても出てないわけだ。2011年に引退していたのである。圧倒的な話術で、我輩の数少ない好きな男性アナであった。アナウンサーで男でいい声というのは結構難しい。好きなのは声だけではないのだが。何だか圧倒的に自然体だった人である。
  大体日曜の5,6時というのは風呂に入っていて、そこでこの番組をちょっと聴くというスタイルの試聴であったが、惜しくてたまらんですなあ。返す返すも残念。もしかして『きょうの料理』もやめてしまうのか。
  昨日、国立の帰りに焼鳥とブリのカマを食して、そして食だけではない事情によって、今日は一日ぐったり休んでいたのだが、あたりが闇になった頃、このことを知って、すっかり頭がさえてしまった。国立も桜並木が圧倒的に美しく、このところ団塊の世代みたいに純喫茶萌えに燃えている我輩をすっかり満足させる古風な風情だったが、そんなことより後藤大アナの喪失は大きい。がく。顔写真が使えない。みつからないのでなく貼り付けができない。
  ともあれ、これで今年度のブログもおしまいである。

  おっとこれは、「別冊地球ラジオBLOG」(http://www.nhk.or.jp/gr-blog/100/)から見つけた。

  こんな本が出ている。彼のダジャレは慎ましい。って言葉としておかしいかも。照れながらいうダジャレで、いわゆる聞き手を手玉にとる、雄弁な、手練(てだれ)なユーモアではない。だからいつも不完全な感じがするところに味がある。