panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

木曜に備えて早めに寝るところが、、、


  何の気になしにNHK第一のラジオをつけたら下重暁子が出ていた。「家族という病」(本)が40万部以上売れているらしく、出てきた。うーん。
  いかにもなタイトルだなあ。でも小学生ながら我輩はこのアナウンサーの押しつけがましさがとてもいやだった。だからよく覚えている。テレビを通してすら感じられたのだから、本人に会ったらもっといやだったろう。でももう79歳。しかしである。この年でこんな本を出すのだろうか。ますますいやになる。
  ラジオを聞く限り、かなり手前勝手な意見のようだが、我輩に手前勝手といわれるようでは相当手前勝手である。手後勝手な我輩がいうのだから。
  家族的結合は人間の原点である。そこから大きな社会を建設できたことがサルでないヒトの出発点である。こうも家族を目の仇にするというのはヒト的文明の初歩において何か不幸があったということではないか。きわめてパーソナルなところの。
  それを拡大してこの年になっても言い募るというのは、果たして、晩年のヒトとしてやるべきことなんであろうか。不幸な家庭に生まれたと思って、ただ静かに火葬場に行くべきではないか。手前勝手なことをいえば。手後勝手にいっても。・・・我輩は下重のお子さまたちが家族(つまり父母)をどう思っているのかを知りたい。結構同じ見解だったりして、、、。
  ということで、小学生にして我輩のヒトをみる目は確かだったのである。ご立派どすなあ。もほほほほほほほほほ。今夜の安眠は確実である。