panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

すっかり忘れていた

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  帰ってきてずいぶんたつが、ブログのことはすっかりわすれていた。もうそんな存在になっていたのか、マイ・ブログ。

  実は夏休みといえども、我々の商売にもすっかり勤勉魂というか勤勉強制(検便ではない)が植え付けられ、大半の関係者はヒーコラヒーコラバヒンバヒンとうめき声をあげながら、この夏もいろいろの業務を遂行しているのである。

  かくいう我輩も函館で鈍いWi-Fiにもかかわらず、いろいろやってはみていたのである。しかし何と言っても、暑く、かつそれなりに激しく多忙でもあったため、帰京後、いろいろの雑務に忙殺されていたのである。

  さて、この写真は山中の一軒で、噴火湾と函館を結ぶ山の幹線の中間くらいにあり、他に人家はほぼない。昔からあったが、綺麗になっているようだが、牛はもういないだろう。というか牛舎だと長いこと思っていたが(この建物の反対側、つまり写真を撮っている側に、人家が二軒はある。今回車から降りてチェックしたが、一軒にはまだ人が住んでいるように思った)。

  でも外見は同じだから、きわめて懐かしい。バスで通りかかるたびにこんな山中の一軒家でどんな生活をしているんだろうと思ってきた。冬は雪もかなり積もる。いまでは道は大変よくなったが、そのころは、その寂しい侘びしい生活を思うと子供心に、胸が痛くなるのであった。

  でもこんな暮らしぶりを見てきたからか、これもありだと思っているのであって、それが我輩の強みにもなっているだろう。孤独な生活を嫌だと思えないのである。ただ、このコロナで気晴らしがない日々のほうが、たまらなく苦しい。

  ということで、まだ形だけの夏休み中なのであった。なおその向かいの人家はこれ。

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