panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

セブ島への道


  世界で一番きれいな海の一つであるというのであるが、セブ島にはスラムもある。これがポイントなのであるが、うーん、どうやってこのリゾートへの道を切り開くべきか。
  職場まできて思案しているのである。・・・ただし泳げないポキにはイバラの道なのだが。

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  申請書を書くためセブについて調べる。うーん。高級リゾート地帯はマクタン島側で、セブ島はそうではない。セブ側のバンガローを予約したはずで、やはりスラムに近く、観察にはもってこいだが、危険が危険。
  いっぱいスラムがあるが、墓場のスラムでは墓の所有者の許可を得て、家のようになった墓に住んでいるのであるから、これは非合法居住としてのスラムなのか。でもやはり怖いことは怖い。
  いずれにしてもホテルではないわけだから、一日中、日光浴なんてことはできず、危険と隣り合わせの貧困地帯に沿って一週間送ることになるなあ。若人はこのことを知っているのだろうか。心配である。

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  どうやらスラムというか貧困地帯はセブには山のようにあり(フィリピンはそういうところだから)、スラムなのか貧困地帯なのかの違いも危険度の違いくらいしかない可能性がある。リゾート側のマクタン島でもタクシーで構内を出ないと、守衛が気をつけてというくらいのようでもある。バリ島でもホテルを一歩出るともうそこはシャングリラではない。かなりな昔の日本なのであるからして。
  だからリゾートとスラムという研修テーマ自体はまことに結構なテーマだということに気付いたが、しかし一方では、むしろリゾート気分が果たしてリゾート側でないセブ島側で可能なのかというより深刻な問題があることに気付くのでもある。うーん。スラムの本格的研究みたいなことでは、、、ちょっち悲惨ではなかろうか。
  スラム地帯のホームステイや家庭訪問を行うボランティア団体があるようで、それを活用してみてもいいが、でもそうなれば本気でスラム研究ということになってしまうのではないか。
  旅行気分あってのスラムだが、貧困地帯とスラムの往復ということになってしまってはなあ。