panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

沈黙という音、その世界


  昨日は職務上必要な義務を夜に遂行して帰って来たので、朝起きて、居間でほぼ寝ていた。つまり体力の限界をきたしていたのである。しかしこれも職務の一環である。
  さて居間にいたらチャイムが聞き取れる。この自室では無理なのだが(広大な屋敷を連想してもらってもよいが、ただ長細いマンションなのである)、その結果、いま耳にしている防音イヤーマフを受け取ることができた。安いも安いほぼ最低限の出費である。でもアマゾンの評価は高い。
  そしていまポキは自室でこの親指シフトのキーボードを叩く音も、どこかにするなあ程度の完全に近い音のない世界にいるのであった。
  ポキは音にはうるさい。家庭の事情で最低限の音響装置で毎日ヴィヴァ君を聴いているが、それはただ家庭の事情にすぎない。本格的なタンノイの大型スピーカーで聴きたいのである。ではなく、ただ騒音が嫌いなのである。家庭に侵入する騒音がとくにダメだと日々思うのである。かくして一人防音個室としてのこのイヤーマフを購入するにいたった。
  だから音楽は聴けない。でも沈黙も一種の音のように感じられる。だからむしろヴィヴァ君が流れるのと同じ効果があるように感じられるのである。わははははははははは。はたはった。
  ということで工事現場で使うようなこれがより軽量になれば、首も負担が減るわけで、いいのではないかと、これから重さをみて少しアマゾンでよりよいものを探すかなとか思っているのである。