panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

明日もある


  いつもは大体主要な仕事は木曜日終わりだが、明日は仕事というか朝早くから出向く必要があって、いま一つ解放感がない。とはいえ解放されてもまた週明けには牢獄だし、これって苦しい。そして気づくと、墓場がそこまできているという人生の不条理。
  今日はソニア・プリーナの日。CDとDVDが海外から届いた。CDがこれ。さすがにひと眠りしていさんで聴きだした。ヘンデルだが、もうヘンデルでもいいかと思って注文したもの。ポキはヘンデルは暗くて、敬遠気味なのだ。
  ところがどうだ。一枚目のアリアでヘンデル作のものはない。レオナルド・レオ、レオ、ハッセ、レオ、ポルポーラ、ポルポーラ、ハッセ、レオ、レオ、ヴィヴァルディ、ヴィヴァルディと全部他人の曲のようなのである。これがいわゆるパスティッチョ(パスティーシュ)というものか。一つもヘンデルがない。合間合間のレチタティーボヘンデルなのだろうが、まったく笑える。
  でもヘンデルを仕方なく買って、これだけポキの愛好する人々のアリアが聴けるという喜びにいたるとは。これを至福といわずに何というべきか。
  二枚目も大半が他人様作曲。ヘンデル、楽してるが、よくやった。
  演奏もいいし、いま海外からアマゾンで取り寄せると、安い。お勧めかもしれない。