panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

クリスマスソングの聴こえないクリスマス


  クリスマスの日曜日。夜11時過ぎ。デンマーク製ミステリー映画がいまBSでやっているので録画中のクリスマスデイ。
  関係の歌が一度スーパーで聴こえてきただけで、確かに車で移動することが多いとはいえ、やはり今年もクリスマスはひっそりしている。かつては嫌になるくらいあっちこっちでジングルベルがかかっていたが、こうも静まり返っていると、とうとう日本の戦後は終ったという感じもする。が、ただハロウィンに食われただけということもできよう。いずれにしても、とうとう、ポキが昔から云っていたように、仏教国のクリスマスは亡くなった。アーメン。
  戦争に負けてクリスマスを祝っていたのはどうみても卑屈だし恥辱だった感じもするが、ケーキを食べる風習だけは確固として残った。ちなみにポキの食べたのはこれ。
  ケーキをクリスマスに食べるのはアメリカの風習で、ヨーロッパでは必ずしも一般的ではない。宗主国の風習に従うなど、日本って、何という、ういやつであろうか。しかしいまやきっとケーキは日本がアメリカを凌駕しているだろう。肉を切らせて骨を切る。ふふふ。
  でも切られた肉はかなり痛い。鉛筆削るナイフで指を切ったときの痛みを思い出すと、骨折ったほうがもしかしてましなのでは?と思ったりもする今年のクリスマスなのだった。さよなら、アメリカ。