panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

いまやピアノを凌駕しそうなバロック・前古典派オペラ


  夜、テレビ録画したものの整理で非常に消耗する。料理で全番組を録画するようにしてあるので短い料理番組を消すところから始め、その間に録っている映画やドラマをまとめてブルーレイに落とすのに一苦労。もういやになった。料理番組は日々の必要から発しているが、むしろみていて面白いということも大きい。結局、平野レミだの今日の料理(NHK)だの、結構いい番組がそろっている。アホ芸人の悪貨=跋扈(ばっこ)に隠れて存在する良貨をすくい上げたい。
  ということではなく、買うものがここ2、3年、オペラアリアに集中している結果、ポキのコレクションはピアノ主体から声楽主体へと変身しつつある。シューマンショパンも聴かず、19世紀のベルカント・オペラも聴かないという形で、確実に変形が生じているわけである。ささやかに投資しながら、確実に増えていく18世紀オペラをみていると、1700年くらいに忠臣蔵があったわけだから、彼我の文化的落差に改めて愕然とするのであった。
  というそういう夜。もう少しで真夜中になる。今夜寝床で読むミステリーが選定できずにヴィヴァ君のカンタータ(彼は書いているのである。カンタータを)を危機ながら。いや聴きながら。読む本がないという危機ではあるのだが。