panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

マカオの夜


  家人1の帰宅が夜の10時になるというので、角野卓造関係のテレビをみて、自室に戻ってきた。
  マカオは二度目だが、今回初めて夜に訪問した。夕方行って深夜に戻る。24時間フェリーが香港を結んでいて、ちょうど1時間である。
  夕方行ったので(パスポートを忘れて四苦八苦したさまについては今回は省略する)、世界遺産は大半閉まっている。でも一番はここセントポール・カテドラル。だから十分ともいえる。なかなかいい時間に着いて、夕暮れる広場はポルトガル。たくさんの人がいる。タクシーに分乗するので毎回問題が生じるのだが、遅れたグループはこの廃墟のカテドラルの上から広場の我々のもとに到着した。うーん。タクシーにはどの国でも泣かされる。

  夜のセントポールは美しいが、広場の階段がいいのだと思う。



  マカオはカジノの街である。したがってホテルはすべてカジノなのである。広場から一番よく見えたカジノ&ホテル・リスボンがひときわ派手で、複合施設化していおり、一帯はネオンの海なのであった。そして格式の高いウィン・ホテルに入ってみた。カジノをしたわけではないが、見学させてもらった。非常に金持ち主体のカジノで緊張感みなぎるゲームを横でみていると、ちらちら視線をよこすので急いで立ち去ったこともあった。金がかかっているからなあ。はした金ではないようだし。

  ウィンホテル名物の水の饗宴。ときどき火が爆発して、驚いた。
  我々がギャンブルをしたかどうかは不明にしておきたい。21歳以上はできるのだが、一人21歳未満がいたということをお伝えしておきたい。そして厳密な年齢チェックが入るのである。場所によっては。
  こうして我々は深夜香港に戻ることになるのだが、フェリーは満員に近い。どういうわけなのであろうか。船で一時間というと、横浜から東京に出てくる感じであろうか。
  いずれにしても不夜城マカオのカジノは不況であると聞いていたが、どこをどうすれば不況というのだろう。中国人高官のマネーロンダリングがなくなったということなのだろうか。
  いずれにしても最後の夜だったので、ホテルに帰ってディズニー・グループと合同し、人狼ゲームで寝るのが遅れた。4時に寝て9時におきるという、海外旅行風の強行はこれ一回きりだった。


  毎回の旅行ではヒトの顔を出すことはめったにない(一度だけベトナム編で)。今回は満遍なく撮れる人員であったので、例外である。最後の写真をとったのは謎の同行者。我輩の足は左にみえる。