panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

オウンゴールのバセットにハイドン弦楽四重奏作品1の4、第3楽章を


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?166339-166339-fl
  帰宅した。若人で女子サッカーに関心のあるものは少なかった。結構結構。この友愛なのか一家なのかわからないほどの一体性や連携の機微を知るのは、もう少し大人になって正式の日本人になってからだ。ま、正式の日本人にはなりきらなかった我輩ですらわかるわけだから、もう少しである。
  帰宅後ネットをみると、オウンゴールしたバセットについて大英帝国ではかまびすしく報道されているらしい。録画を見直しても、もう立ち上がれないほど泣き崩れていたしなあ。ま、それもこれもかつての植民地支配が、、、って、こらこら何を云ってるのか。
  だから日本側も、勝利の直後は、ピッチにいる連中は我を忘れて勝利を喜ぶということはなかった。
  にしても、日本の一失点は明らかに誤審による。だから日本は試合では押され気味だったが、勝っていたのである。勝つべくして勝った。それが我輩の、サッカーという不条理ゲームの理解を踏まえた評価である。点数を入れたから勝った。既に勝っていた。
  しかし、次のアメリカ戦が、一勝無限大敗北だと知って、愕然とする。一勝は4年前のワールドカップのときの一戦なんだから、さらに笑える。
  でも勝ったものが強い。宮本武蔵もそう云っていた。豊臣秀吉といい宮本武蔵といい、支援の言葉は山のようにある。ふふふ。日本の文化はこういうときには強いなあ。うれしはずかし。・・・だからアメリカ戦でも勝てばいいのだ。簡単じゃね?
  そろそろ風呂に入ろう。

  エンジェルス・ストリング・カルテットの演奏。前古典派的な感傷的な楽章である。バセットが今夜よく眠れるように祈る。しかし最初の写真は、ちょっとしたキリスト教の聖家族じゃね?