panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

辺境根性?-----W・ケーギ

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  プロイセンによってドイツは統一され、日本は薩摩・長州・土佐によって近代化された。日本の近代化をなした藩はいずれも島の一番の辺境である。
  ウォルター・ケーギは小国論で有名な歴史家だが、もっとも貧弱な地盤、好戦的辺境根性、最小限度の単純思想に甘んじる、戦闘的とかいう表現でこの近代の勝者を理解している。
  我輩もいつも同じことを云っているが、もう片一方の辺境である北海道・東北は近代においても辺境である。とくに北海道は岩手や青森などからやってきて重婚だの暴力沙汰だの脳天気だの、やりたい放題(ま、本人たちはもっとやりたかっただろうが)だったのである。少なくとも道南痴呆では。いや道南地方では。
  我輩はこの写真のような風景がなつかしい。この種のバスに乗っていたし、バスの切符きり係のセットがおもちゃで売られていて、よく切符をきって遊んでいたのである。正直、なりたいとも思ったのである。いまの子供たちがサッカー選手になりたいと思うように。馬鹿だったなあ。でもあのパチンと薄いバスの切符(厚紙ではなかった)にパンチを押す感触はなかなかだった。
  そういえば本職たちは二枚一緒に切って、一枚を渡してくれていたと思うのだが(もう一枚は控え)。だから子供たちが貧乏くさく一枚ずつパチンとしていたのよりは、当然響きが美しい。でもそういう贅沢は出来ないと思っていたところが、まさに辺境の貧乏くさい少年の証拠だった、と今では思う。
  ということでやはり東南アジアに引かれるのはこれですね。・・・よろしく哀愁
  ちょっち会議が終わって、本を読んだから疲れた。風邪引きがもう一人いたから、体調には気をつけよう。ハートだけではなく。