panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

シンガポールかジャカルタか?


  万が一のことを考えて行き先を考える。次年度は、つまり4月からであるが、ジャカルタにまったくの個人旅行を考えているのだが、業務命令的勧告的なものがでた場合、てっとりばやくシンガポールも考えに入れておくか。
  シンガポールは何度もいうように都市国家であるために極端な人材奨励を行い、アホには住みづらい国である。頭無用の要員ももちろんいるのだが、超高所得者のなかでの清掃作業などでは自尊心が維持できない。しかも知能国家であるだけでなく、超管理国家なのである。
  入学以前に政治活動はしません的な一筆を入れるという有名な措置もある。大学に入ったら勉強以外してはならない。ま、その点は日本が見習うべきだが、部活というのは日本の特殊事情だ。なんで学校で勉学以外のことをするのか。
  中国でも朝鮮半島でもそう考える。日本にはやはり武士が支配階級だった伝統的心性が生き残っているのだと思う。知能だけではだめだという禅的でもあれば騎士階級的でもある伝統が。知能万能主義的科挙能力主義アメリカでは部活はエリートの集団でしかない。
  シンガポールを批判的にいう本がほとんどないのであきれた。この新書はまだ注文したばかりだが(昔もっていたが、探すより買ったほうがはやい)、問題含みのこの社会の実相の一端が少しでも明らかになるかもしれない。