panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

呼吸をとめて半日


  アシュケナージのモツ君ピアノコンチェルト全集の1枚目の第3曲はK242番。3台のピアノのための協奏曲である。
  弾いているのは他に、バレンボイムとフー・ツォン。バレンボイムを最近寝際に聴いて(平均律)、失敗つづきだった。バレンボイムがバッハを弾いてもいいが、聴くとか買うとかはとてつもない損失である。バカだった。捨てたいくらいだが、捨てられないのが悲しい。
  フー・ツォンはアシュケナージに似たタイプの音なので、合っているように思う。イギリス室内オーケストラが演奏。
  ベンサムをいまは読んでいて、延々とつづく解説また解説にやはり気が滅入る。自分の仕事は楽しいだろうが、読んでいるほうは苦しい。とくに面白くもないし。この辺は今日でおしまいである。きりあげる。
  フー・ツォンはいまでも上海で弾いているらしい。http://jasminium.blog45.fc2.com/blog-category-1.htmlというブログで、確認できる。
  こういう呼吸停止的北京暖房的日々においては、モツ君の清浄な演奏(清浄なモツ君でなく)がいいのかもしれない。アシュケナージもたまにいいわけである。感謝。
  写真は噴火湾を西から東にかけての風景。北海道。