panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

緊急告知 ミイラとりがミイラになる!


  ただいま職場。無理云って業者対応の会議を1時にしたのに、なななな、なんと早い到着であろうか。一人隠れるように自室に入る。というかいつも車で地下2階から入るわけで、一人隠れるように10階分エレベーターで上がり自室入城というか、隠密作戦というか、当たり前だが、皇室来賓のようなことはない。
  さてどうやら艱難辛苦の果てに、つまりは昨年後半のベトナム帰還以降、辛く苦しく現代のインパール作戦と呼ばれていた(わけはない)捨てばちの自戒修行の末に、今日、どうやらまったくもって肝臓の関係値は平常化したのである。・・・うーん。マンダム。
  ということで、辛い一年近い年月だった。それもこれも、何を隠そう、よりうまいビールを飲むための節制であった。正月すらオトソくらいしか口にしなかった。頬にもしなかったことはいうまでもない。ましてや鼻にするとか、二の腕にするということもなかった。・・・目にはしたわけだが。
  しかしここにパラドクスが生まれて、しまったあ。ビールのためと思ってビールを飲まずにいた結果、ビールに感覚が研ぎ澄まされ、そんじょそこらのビールでは満足しなくなったのである(10日に一回の原則にしたがってたまに口にするビールで)。そして大体がそこらのビールなわけだし、日本のビールにはもともと感心していないし、加えてビールの注ぎ方に多くの店では難があることに気づき(しまったあ)、とうとうビールへの愛情が揺らぐにいたったのである。ななななな、なんということであろうか。エリエリラマ。神はなぜ我を見捨てたもうた?
  つまりビールを飲むためにやめていたら、ビールなしでもどうてことのない体質に変化していた。変身?カフカ?ごきぶり?
  ビール渇望が転じて、いまやビール、あ、そう状態になった我輩の弁である。そしてまずは体調は回復した。要は飲まなければいいのだ。そして血圧なんか、今日は上97、下61、脈拍66という信じられない最正常値を記録したのであった。ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ。わかってるね、正義は勝つ。
  こういうときが危ない。気をつけたい。
  そして思う。歴史ってこんなもんじゃないかと。思わず、ウェーバープロテスタンティズムの倫理が近代を生み出すパラドクスと同じ形だとつぶやく我輩。さて仕事をしない。と。いや、しないと。
(なお写真は聖ルカ看護大学から借りました)