panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

北国の豪雪に泣く

http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%80%8C%E3%81%AA%E3%82%93%E3%81%A8%E3%81%8B%E3%80%81%E3%81%97%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%A0%E3%80%8D%E4%BF%A1%E8%B6%8A%E7%B7%9A%E3%81%AE%E4%B9%97%E5%AE%A2%E3%80%81%EF%BD%8A%EF%BD%92%E3%81%B8%E3%81%AE%E6%80%92%E3%82%8A%E3%82%82/ar-AAuzWMs?li=BBfTvMA&ocid=ientp&fullscreen=true#image=1
  これは、新潟の電車が一晩動かなかった事件の朝の写真。
  函館も、これまでないくらいの風と豪雪だったらしく、母(ただし実母。継母はいない。最初からいない。途中からいなくなったわけではない)も朝8時から10時まで2時間雪かきをしていたという。うーん。道路は近所の若い連中、ただし大半70代、がやってくれたらしい。
  そもそもうちは道路に面している長さが長いので、老婆では雪かきは難しい。でもうちの前だけ雪だらけでは、車が運行できない。ゆえにどうしたって近所の人びとがありがたくも雪かきしてくれることになる。のである。である。
  ただ、今回、ポキもただで帰ったわけではない。隣近所に土産を配っているのである。あまつさえ、信念の新年のご挨拶も丁寧にやってきた。よろしく老婆、つまり母、つまり実母だが、しかし継母はいたためしがないその実母をお助けくださいとやってきたわけである。うーん。よかたるあね。
  だから母は道路ではなく、玄関前とか庭とかをやっていたと思うのだが、それにしても2時間は長い。終わった直後の声は、しかし、はずんでいた。やった人はわかるが、雪かきは10分で汗だくになるのである。なんだか実は気持ちがいいものなのである。
  閉ざされれば閉ざされるほど、実は人は、気持ちが高揚し、かつ、ありうべき他者との連帯感を強くもつ契機を得るのではないか。閉ざされていることの逆説を否定し、もっと広い世界へ出て行った人びとの冷たさを思うと、もう一度人は閉ざされ空間に戻るべきではないか、とすら思えるのだがね。どう?
  アバド指揮のヴェルディシモン・ボッカネグラを聴きながら。
http://chachainn.com/livecam
  現在の函館山山麓のガーデンハウス・チャチャからの映像。