panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

短い春休み



  いい演奏で聴く。これが基本である。間違っても安いからといってブリリアントで買ってはいけないナクソスだと名作もあるのだが。
  明日の準備にやってきた。うーん。これがあと4月第2週までつづくかと思うと、気が重い。
  でも考えてみると、この一年間は完全に前古典派、とくにヴィヴァ君の一年だった。まともにシューマンショパンブラームスも聴いたとはいえない。まだまだ聴けない作品は残っているわけで、ヴィヴァ君には感謝の言葉もない。というのは平和なのか。それとも現実逃避なのか。
  現実逃避場所もなくて素手で現実に向き合おうというほど、ポキは愚かではない。無謀でもない。無策でもない。臆病ではあるが。でも、それが教養というものの役割ではないか。自分の中に教養的避難所のない人間を多くみたと思うが、いずれももうスカスカなゆで卵みたいになっているのである。そうであってはならない。めざせ、固ゆで卵。ハードボイルドだど。・・・少し古いか。
  アテナイデとモンテズマ。前者についてはポキはもっていない。後者についてはアルヒーフ盤でもっているが、この二つはおそらくナイーブ関係の演奏だと思う。モンテズマはいうまでもなくインカ最後の皇帝である。