panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

忙しいと同時に、それなりに退屈な秋でもあり、、、


  週末はスペイン料理というかスペインイタリア合作昼食を食べたりしたので、昨夜深夜、途中まででやめて大事にとっておいたスペインアルゼンチン合作映画『人生スイッチ』をとうとう最後までみた。
  6話のオムニパスである。言葉がラテン系のは映画でみても、エキゾチックである。昔マカロニウェスタンのイタリア語を映画館で聞くたびに、感動したものである。後年、博士課程の最終学年、もし就職が決まらないでオーバードクターになるなら、イタリア語を本格的にやり直そうと、国際法の同郷の後輩(同じ高校だったかもしれないが、忘れた)と話し合った。しかしオーバードクターしないですんだのでホッとしたが、心残りなのはイタリア語の修練ができなかったことなのである。知ってたかな?いまでもそれは残念だったと思う。一人でやるほど、ほらピューリタンじゃないもんで。
  ということでスペイン語はパスポートをなくして必要以上にマドリッドにいた(苦い)経験から、若干なつかしい。普通のおばさんがアディオスとか云うのだから、日々の生活がマカロニウェスタン風なのである。
  この映画は予見なしにみたせいもあって、ほんとに脱帽である。帽子をかぶる習慣はないので、なんといったらいいのか、脱アデランスである。とはいえアデランスしているわけではないし、困った。
  ラテン系のベランメエ調とブルジョワの組み合わせが終始笑わせてくれる。一見の価値ありと云っておこう。2014年の映画。