panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

函館に地震なのか


  仕事中、函館に震度6。来たか。とうとう北に。日本列島全体が地震列島である。残るは東京のみ。果たしてこれほど一極集中して、新しい建築物が倒壊しないのか、実に興味津々である。心身ともに期待している。・・・て?
  明日からしばらく帰郷するので、さらば。さらばということでダリダ。ダリダは誰だなんて云ってるあなた。ダリダはデリダではないし、日照りでもない。それは語呂合わせにすぎない。54で自殺したデリダはエジプトに移民したイタリア人の子で、フランスで歌をうたった。アラン・ドロンとの共演を知っている人はもう老人である。
  なぜ自殺したのかは不明だが、いま、イギリスのEU離脱問題を考えるとき、やはり移民の問題、そしてその子どもたちのアイデンティティの混乱といったものを考えざるを得ない。イギリスの離脱の本質的問題は移民阻止である。EU離脱移民問題を隠すための論題にすぎない。
  昨日の村田先生の王将を聴いてみて、改めてなんというか子どものころの評価のずさんさを知った。好き嫌いをこえて、王将的世界観が高度成長の日本人の心性をとらえたことは否定できないし、いま聴いても歌詞も曲もやはり胸を打つものがある。ダリダのこの曲も、平野レミがうたった歌詞からすれば、ちょっと王将に負けるのである。が、曲も編曲もいいと思うのだが。忘れられているのかなあ。ダリダもこの曲も。バルバラだって忘れられてしまったからね。

  書き忘れたが、ダリダを思い出したのは白川由美がなくなったからである。やや顔のごついというかしっかりしたところが似ていると思う。追悼。司葉子はまだ健在だった。しっかり系統つながりである。