panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

脱力感強し


  午前中に一つ仕事をすると(胃のレントゲン写真をとるというか、とられるというか。100歳の年寄りには仕事とみなしたい)、その後急激に脱力する。何といっても財布をわすれてきたことが大きい。食いかけのパンは持参したのに、財布と小銭入れを玄関に置いてきてしまったにちがいない。ちがいなくないとすれば、盗まれたとしか考えられない。考えられないとはいえ、考えるわけで、その可能性は小さい。
  結局、ゴボウのフリーズドライの味噌汁、およびこってり甘いスティック珈琲を飲んで、しのぐ。脱力ではなくて、空腹なのかもしれない。でも空腹感強しでは表題にならない。表題、単純に決めているようで、意外とスノッブな我輩なのだった。・・・超俗の勢いをもっと強めないと。
  金曜午後はオペラファンタスティカの時間である。でも今日は遠藤某の沈黙を原作とする母(ただし実母。養母はいない)と同い年の日本の作曲家の作品。まったく脱力してしまう。空腹ではない。それでは欠食児童だ。
  写真は7歳児のみつかった鹿部側からみた駒ヶ岳だと思う。たしかプリンスホテルもあって、風光明媚なところなのだが(間歇温泉を一度家族で見に行った)、昔は函館バスの営業所があって大沼回りのバスが北と東へと分岐するところだった。うーん。なつかしや。・・・物理的時間としては遠い昔だが、心の時間からみるといま現在のように新鮮な記憶である。