panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

雪に一時なった


  先週締め切りの諸「作品」を回収しにきた。今日から閲覧できるのである。2年間の成果というか最後一カ月の踏ん張りというか。ま、楽しみである。
  道中、雨が一時雪になってフロントグラスに張りついた。寒いのだろうか。太っているのでよくわからない。正月でも十分痩せなかった。好機だったのだが。
  いったんみてみるとこの本の写真が大きすぎる。これは読んでいるのではなく、いい小屋の写真だと思ったのだが、書いているのは神父か牧師だし、霊的な体験を日々感じるための本らしい。・・・我輩としては失敗じゃね?霊的なものへの感性はゼロなんだから。
  読んでいるのは『タテ社会の人間関係』。中根千枝。なぜ高度成長真っ盛りにタテ社会をこわそうとしたのか。中根はそうしたいと思ったわけではない。受けとった側がそう思ったと思う。これでうまくいってるならいいのでは?といまの我輩なら思うのだが。何か忍耐力というか胆力がなくなっていく戦後の我々がそれを望んだということだろうが。何度読んでも、正直つまらない本だが、むしろタテは所属員を守るというところがどうして評価されなかったのかと逆にいまからみて不思議に思うし、タテに属せばある種の平等があるということがなぜ理解されなかったのかとも思う。これは徳川以降の日本社会には適していたはずなのだが。