panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

案外な盲点


  協同組合関係でウィキでざっとみると、報徳社というのがすぐ出てくる。これは静岡県にある公益社団法人だった。野球の報徳高校が念頭にあったので兵庫に行ったと思っていたが、静岡だったのか。報徳思想というのが体系化されているようである。掛川市に本部がある。
  ただし一度も父(実父だが)から報徳思想を吹き込まれたことはない。至誠・勤労・分度・推譲が教えだったようである。推譲というのは必要な分を使用して(分度)、残った分については他に譲ることであるらしい。
  父の部下たちから、もう少し給料をあげてくれないと生活できない、とまで陳情されたという笑い話が我が家には残っている。これもそういうことであったのだろうか。
  問題はしかし別の点にある。そういう父より、資本主義を肯定して大都会に生きる、思想も道徳もかなぐり捨てた我輩の方が、どうやら財産が少ないみたいだということである。・・・大問題じゃね?まったくもう。
  もっと給料あがれ。あがれたまえ。