panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

土曜の夜、どよめく我輩


  エヴァンゲリオン劇場版をみないことには(アニメ版だけでは)理解できないとして、土曜の夜にもかかわらず、引き続き登場の家人2がテレビを占領している。我輩はそれはウィキで確認したから、あとで感想をきいて「知識倉庫」に格納しておこう。ちゃっかりと。
  バッハのオルガン曲は実は退屈である。幾種類も全集を買ったが、どれも満足できない。唯一最初から聴き残ったのがヴァルヒャだったことは前に書いたかもしれない。明らかに他のオルガニストはかなり劣っている。なぜかわからない。退屈に感じるのである。音色もヴァルヒャが一番多彩だ。誰だ単調な音色だと昔云ったのは?いい加減が多すぎる、いい加減。
  ということでトリオソナタの決定版を聴かせようと探すもこの全集が見あたらない。そして、既に認知能力の彼岸にさしかかった我輩は気づくのである。何年か前に我輩の美術教師に送ったのだと。うーん。
  コピーはある。職場に。だから家にはないのであった。不覚だった。忘れていた。買い直すか。でももともとLPで全集を買い、泣く泣くローンを組んだほどのものである(学生時代)。もう手元にそのレコードはない。あげてしまった。そしてコピーを二度録った。あるのはそのうちの一組のコピーである。うーん。いやなことは忘れるに限るが、大事なことも忘れている。・・・幸せに死ねるような気さえする。
  ということでバッハのオルガンに満足できないと思っているあなた方。それはヴァルヒャで聴かないからである。ということで、ギエルミすら若干、退屈だと思う昨今なのであった。
  ・・・昨日車中で聴いたのはサイモン・プレストンだったのだが、英米系の演奏家がドイツグラモフォンをダメにしたと思う。ただ株と投資で儲けてさえいればいいのだ、アングロサクソンは。クラシックに顔を出すなど100年早い。ガーディナーピノック、その他その他。