panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

雪の元旦


  元旦、2015年のはじまりである。
  今年は珍しく雪が横殴りにふった。お参りもせず、ウッディ・アレンのミッドナイト、イン・パリという家人2の借りてきた映画をみた。現在より昔に黄金時代をみるという古今東西の人のならいについて。現在からは1920年代が、1920年代からはベルエポックが、ベルエポックからはルネサンス時代がという風に。教養主義者には映像化された歴史的著名人の姿が面白かろう。
  この黄金時代病を抜け出すということが、成熟した人間(すなわち成人)になるということでもある。「いまここ」を肯定するニーチェ的な世界観とも通じるものがあるだろう。きっと。
  いまさらながら黄金時代病だった自分を省みて、泣き笑いのような、あたかもよしもと新喜劇をみているような気分になる。・・・また茂造かあ?