panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

起き上がる火曜の朝


  早朝4時に疲労で目覚める。うーん。疲れすぎて完全に寝きるだけの力がない。・・・長年スポーツを軽視した報(むく)いか。結局2度寝して起きるときの疲労感が、実に重くて、不愉快ですなあ。
  『紀行全集世界体験』全12巻。1979年前後の刊行。写真はこれしかアマゾンになくて。読んでいるのは第10巻東南アジア。この写真は第6巻フランス編。きだみのる氏の東南アジア周遊紀行にはじめて目を通す。キチガイ部落でおなじみのフランス文学者?だが、読んだことはこれまで何もない。会田雄次本多勝一開高健司馬遼太郎という名前をみると、やはりこのころ学生院生だった我輩が東南アジアへ関心を向けるはずもないはずだという気になる。開高を除けば、どれもなあ。開高も当時は旅行・食べ物エセー中心に読んでいただけだし。本多は薬剤師あがりの(ってかなり失礼じゃね)ジャーナリスト、信州の人である。信念の人だったが、過(あやま)つ信念ならないほうがましである。
  ともあれ10巻では開高のだけがベトナムを扱っている。まだヴェと書いている。おそらく発音はべなのだが、きっと。ベトナムにはヴ関係の発音はないのではないか。
  しかし当方のベトナム人民戦線対抗日本青年部隊の発進は遅い。昨日はそのため1時間半ついやしたが、日程がやや(?)決まっただけである。メコンツアーとダナン・その他リゾート方面への2泊3日を考えると、8日は必要である。ツアー翌日にまた別のツアーを入れるのは経験上、至難の業である。日本の観光バスの快適な旅ではないのだから。だからツアーの翌日は、必ず、ホーチミンで、「たそがれる」というアジア旅の極意を挙行する必要がある。極意だからではない。そうしないと体力がもたない。
  ツアーバスを下りたときの爽快感は日本では味わえない。つまり乗っているときのつらさは筆舌に尽くしがたいときがある。
  今日旅行社に行くようであるが、パスポートとクレジットカードを両方携帯するのがただ一人だけのグループである。せつに検討を祈る。そしてたくましく成長するように。