panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

告白−−−−そして永久の幸せを祈念する


  土曜日は晴天であった。我輩は久しぶりに六本木ヒルズの高層階に立っていた。思えば二度目ではないか。ヒルズクラブ。前回同様、会員制のこの階で、我輩がここに立てる理由はただ一つ。結婚式である。前回は御発声をしたのだが、ああーあーーーはまずかった?今回はサプライズもなく、見知った人間たちに囲まれて、ふふふふふ、満喫満喫。
  あっという間の3時間以上だったのではないか。ハートランドであろうが何であろうが日本のビールは日本のビールであり、やはり赤白のワインが非常に旨かった。シャンパンはあんパン、ジャムパンより決して上に行くことはできないが、乾杯はやっぱりこれなのね(菓子パンで乾杯した例は寡聞にして聞かない。自分の子供にやらせてみるか)。
  写真は慎重に顔を隠しているので、掲載する。わかる人はわかるように。わからない人は勿論そういうことだから、そういうことで結構。
  ・・・とぐずぐずしているのは告白することがあるからである。自宅となりの大型スーパーに行くと、御祝儀袋は売っていた。気にあったものがないので、どこかにあるだろうと思っていた矢先、我輩のようなミードル・クラスの人間もたまにヒャッキンに行くのである。ダイソウ。お決まりのビニール袋を何枚か買って、レジの付近に行くと、あるじゃないの。御祝儀袋。ふふふ。結婚式の受け付けも我輩の関係者であるし、ちょっとこれを買って行って、大笑いできるのではないか。そうフラフラっと考えて、一枚買った。絶対に他の御祝儀袋とは一致しない、渋いというか、色の濃い一枚。
  そうである。あれは105円の御祝儀袋であった。すすすすすすすすすすすすす、あ、進まない。すすすすすすすすすすすすすすすすすすすす、すいませぬ。結局、受け付けしたトップは我輩だった。あっと思ったが、手遅れであった。
  いま謹んで告白し、ヒルズクラブからグランドハイアットに御宿泊されたカップルに対して、いまここに、再度謹んでお詫びする次第なのであった。夜のお茶漬け一杯1800円のホテルの朝食は何であったろうか、また値段はいくらなのかも気になるところだが、いまはそういうふざけたことは聞けない。人間、限度というものがあるからである。
  慎み深い我輩は教養はユーモアであると常々語っているが、それでごまかそうとは決して思わぬ。がしかしそれにしても、ご寛容を平に期する次第である。・・・ちなみに受け付けのわが関係者は我輩のアイデアに、にこりともせず、いいんじゃないですか、と語っていたが、うーん、こうのようなことを書いても「公開役立たず」ともいえるだろう、、、か。・・・まことにぐったり。
  いやふたたび、幸あれとここに願う。



ヒルズ51階より。やや黄砂が混じってきたか。そして緑が基調の我々のテーブル。花もケーキも食事も、すべてが思いっきりかかったのでは、、、?)