panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

ラジオ体操第一に出会う-----亡霊は生きている


  前にも書いたように、我輩の天敵の一つは運動である。運動と名のつくものはすべて嫌いである。社会運動、労働運動、政治運動、選挙運動、おまけに天体運動。・・・しかし何といっても運動といえば、まずは、体操である。すなわちラジオ体操は親の仇である。
  しかし背に腹は変えられない。ってどういう意味?意味はさておき、数十年ぶりにラジオ体操第一を全編、体操してみた。事情はご推測のように本格的に丸っこくなってきたからである。この夏の炎暑とお気軽生活は我輩をゴムボールのようにしてしまった。誰のせいでもありゃしない♬♪〜。みんな温暖化が悪いのさ〜♫。
  中学でもラジオ体操はやってたかなあ。思いだせない。しかしはっきりと体が覚えている。家人がユーチューブでかけるのに合わせて、我輩もふざけてやってみると、完全にやれる。トントン跳ね飛ぶあたりで「もう終わりだ、ありがたい」とか思っていたのと同じ心境をまた再現していたし。うーん、恐るべし、刷り込み。体も頭も10歳までの刷り込みは人間をつくってしまうのである。いかんともしがたいが、なんか朝鮮統一のごとき熱いものが込み上げてくる。・・・永遠に和解はしないということでもあるのかな。ふふふ。
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  ちなみにラジオ体操はカルスタ(カルチュラルスタディーズ)という研究の一テーマでもある。本もあるし、読んだこともある。もともとはスウェーデン体操が原型だが、第一は伴奏も体操もよくできていることは認めないといけない。・・・でも朝早く起こされるのが何といっても不快だった。朝ゆっくり寝てるということは最終的には、我輩の職業選択にも結びつく重大な懸案事項だったのだから。ということで現在、我輩の仕事はもっともはやくても午後1時5分からである。、、、でもこれでも早いとか思うときがある。ちょっち怠慢じゃね?気をつけろよ、って我輩がだ。