panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

おっ、22じゃね?

  さっきから30分くらいで17回クリックされたのか、パナチョ。結構いるんだなあ。
  でも書くのは別のこと。どうせ日本の我輩であるから、書くことは限られる。今回はクラシック。
  山下一史という桐朋学園出の50年配の指揮者がいる。いまは仙台フィルというところの正指揮者。両者のいれたシューマンの2番4番の交響曲があり、そのCDを芸科から借りた。聴いて仰天。ヨーロッパのオーケストラのように弦は重厚でかつ繊細、しかもつややか、金管は輝くばかりの煌きを見せる。オーマイゴッド。これはその昔、宮城フィルといっていたオケである。その頃これを指揮していたと思うある日本の指揮者が、いま、ミャンマーでオケの近代化(?)に勤しんでいるという記事を最近新聞で見たばかり。確か彼も当時振っていたと思うが。
  それにしてもこんなにうまいシューマンは日本のCDでは聴いたことがない。ショパンと同年生まれのシューマンであるが、2010年(生誕200年祭)はまったくショパン一色だった。でもなんだかシューマンも少々は交響曲が録音されていて、このところよく聴いた。山形交響楽団の飯森某の指揮でも聴いたが、山下のは全然期待していなかったので、借りることすらしていなかったのである。それがどうだ、堂々たる演奏で、山響の恥ずかしくなるほど貧弱な音質とは天と地である。驚いた。N響なんか目ではない。そういう次第で、とくに2番をおすすめしたい。2番は難しい。サバリッシュやジンマン−−−最近それぞれの全集を買ったのだが−−−よりずっといいのではないか。ヨーロッパ並のオーケストラだと思う、仙台フィル。日本のバイエルン放送響といっておこう。

(今アマゾンで確認すると評価5点。ちなみに2010年の2月に録音されている。間一髪だったわけだ)