panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

チェンマイ駆け足旅日記------第1弾ですか


  今日はエラワン・ミュージアムに突撃してきて仰天したのだが、まずはチェンマイ。いよいよ旅の中味について触れよう。
  3泊4日でやったことは、ツアー2回(ピン河クルーズ、苗族村見学)、足マッサージ1回、海鮮中華夕食2回、名物カオソーイ1回、名物ではないが今回初カオトム(おかゆ)1回、ピザ1枚、ビール5本、コーヒー4杯、フルーツジュース3杯、ペパーミントティ1杯、アイス1本、そして寺巡り3日、ナイトバザール3夜、市場見学2回、日本語会話ゼロであった。行きは飛行機1時間約1700バーツ(4800円)、帰りは列車13時間正確に611バーツ(1700円)。そして一番楽しかったことは、実は、恥ずかしながら、列車だった。ふふふ。鉄道マニアではないが。ここで英会話4時間。
  ともかくチェンマイがどういうところかは既に記した。そこに流れる時間はかつての、そして今でも日本の各地に残る伝統的な時間であった。近代が払拭した伝統的な時間感覚がかろうじて残る古都にして騒音渦巻くチェンマイは、したがって、近代が徹底した国の人びとにとって大きく憧憬の的であるはずだ。いいかえると、日本人よりは、先進欧米諸国の白人(ファラン)が愛好する街ということである。事実、ファランだらけで、日本人もほとんど見ない。あるとき粗野な食い方と野卑な大声のグループが隣にいたので悲しき同朋かと思いきや、韓国人だった。個人でも集団でも、アジアのアイリッシュ、韓国人の堂々たる人生には定評がある。今回、いい年の60代の連中4人が野球帽をかぶって食事である。思わず脱帽。
  ツアーも2度とも私以外全員がファランで、一度当地のHISを見つけて日本人ツアーはないかと聞いたが、紹介されたのはやっぱりファランだけのものだった。一度で懲りたのでやめようかと思ったが、懇切丁寧なスタッフだったので、河巡りに参加した。これが2度目のツアーだった。そこでは一人の年寄りファランが、お定まりのタイ人女性同伴だった。こうしてカップルで動くのである。さすがカップル文化欧米。って感心してどうする。タイ人は無愛想なので(!)、この女性も鬱陶し気味な顔をしている。いまそこにいたくはないが商売だからー的気配が漂う。一言も発さないし。でも我輩は考えた。
  一人旅の我輩は結局自分で自分に話しかけている。ものすごく喉は動いているのである。しまいに一人でうなずいたりしている。あ、恥ずかし。ならば不承不承であれ同伴者がいることは結構なことなのではないか。一人旅バーサス喧嘩別れにはならないが気が合うわけでもない二人旅。どっちをとるか。真剣に考えたですね。食事を黙々ととるわびしさ。わびさびとか、わさびなら許せるが、わびしさとなるとちょっと。バンコクでも基本は一人だし、この問題を今も検討中なのである。さびしくね。
  ともあれ、我輩も80になったら、老ファランを見習って生きることにはしよう。すぐだね。ファランは老人だけではない。若いファランバックパッカーというのがどれほどバックを担ぐのかにも驚いた。前後につまり背中と腹に大バック、両手に小バック。歩くバック。もしかしてパッカー?。快調ですなあ。

以上途中まで。ビールが私を待っている、、、ので。

  時間がとまる昼下がりのチェンマイ。後ろにシロタエが、、、。