panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

2019年正月5日


  帰郷して函館の正月をおえ、帰京してこちらの正月を味わう。家人2の引っ越しもおえ、気づくと、関東は南国ではないか。こんな穏やかな正月を正月だなどと思うこちらの人々に明確鮮明な憎しみを覚えつつ、楽だなあとか暗に思う103歳の年なのである。
  明日が寒くなると聞いて、例年のことだが、うれしくなる。とはいえ、秋田でさえ北海道(函館)と比べれば、南国的である。同じ北海道でも奥地(前から云っているように函館以北)はもっとずっと寒い。極寒の十勝網走釧路など、氷点下の数字をみるだけで怯えてしまう。同じ道産子といども、同郷意識はかくして薄れるが、同情心は嫌がおうにも増す。
  ということで、ようやく今日は朝9時すぎまで眠っていられた。あったかい正月に例年通りのアンビバレントな感情をいだくのも恒例となっているが、それにしても10度をこえる正月とは何事か。函館だと、1度になるとあったかいと思うのであるから。2度になると事実、アスファルトの雪が少し溶ける。春かと思うくらいだ。
  でもタクシーもスリップしてすべるし、歩いていても氷ですべる。その結果、靴にスパイクをつける1000円前後のを買ってしまうは、帽子を買ってしまうは(498円)、まことに北国生活は何かと出費である。じゃね?