panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

イカロスの失墜


  豊田真由子先生、山尾シオリ先生、橋本神戸市議、そして大大舛添先生など上昇の果てに接着剤の蝋(ろう)が太陽の熱ではがれて、海に墜落する政治家の姿がテレビで散見されて、意外と面白いが、これほどテレビが道徳化したのはなぜなのだろうか。
  公人であることを理由に魔女裁判を行うこのプロテスタンティズム。その欺瞞には、失笑をこえて不気味さをおぼえるが、一回こういう目にあった著名人はその後、どういう人生を送るのだろうか。舛添大先生みたいな怪物ならどうにでもなるだろうが、ただの学校貴族でしかない秀才の身には辛いものがあるだろう。
  やることには限度がなくてはならない。敗者復活はできなくても、日常生活に復帰できる程度の暴露にとどめるような姿勢はどうしてないのだろうか。ちなみに敗者である橋本市議は歯医者でもある。歯医者が敗者であるのは薬剤師がやくざ医師みたな話で、少し笑える。
  「少し笑える」程度をはるかにこえる最近のルサンチマン攻撃をみていると、何か箍(たが)がはずれた狂喜する狂気を感じるが、大半の人もポキと同じように思っているはずだ。なぜマスコミはその辺が理解できないのだろう。
  たたくとすれば、大川先生のこの本。守護霊とのインタビューというのだから、これはもう噴飯ものを通り越して、詐欺である。なぜこっちをとがめないのか。自分の守護霊が攻撃されるのを恐れているのか。・・・ありうるなあ。マスコミのレベルを考えると。