panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

寒い11月1日


  昨日夜帰京したが、函館も東京も寒い。今日なんかまるで冬ではないか。うーん。秋をちょっと差別したからか、秋がさっさと引っ込んでしまったような感じ。まずい。
  北海道は何度も今年は台風がきていた。とうとう我輩がタクシーの運転手に、そこのポプラが5,6本あるところを右に曲がって、左側三軒目とか云っていためじるしが、きれいさっぱり消えていた。母(ただし実母。養母はいない。ペンネームは百合子)が電話で木が倒れたといっていた木とはポプラのことだったのか。まったくわからなかった。直径1メートル以上もある切り株が残っていたから、やはり20メートルはあったのではないか。
  しかも叔父がきて、そのことをいうまで、実はタクシーで帰ったのにそのときは気づかなかったのである。母が母なら、その息子もまた息子である。そして母が倒れたといっていた木は庭のハマナスの群生していた木だったということもわかった。ハマナスは風の強い浜で育つ。だから背は低い。しかし普通の庭に置くと、どんどん伸びるのである。でもハマナスってどこからもってきたのだろうか。多数の高山植物といい、山のようなポピーといい、うちの庭は密猟者の庭なのか。
  ともあれ、きれいさっぱり市役所が木を伐ったらしいが、2本は残っていた。のに、ついでに伐ってしまったというのである。腹立つなあ。どういううことか。財務部長に電話しておくか。いとこだから。財務だったと思うが。
  ということで外に出ると、寒風吹きまくる函館では、結局、ホームセンター・ホーマックにトイレ洗浄用品を買いに出た以外、外にでる気にならない、内気な帰郷なのだった。