panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

ありがとう、ウィキ、ありがとう、インターネット


  映画『ふるえて眠れ』をチェックする時間がなくて、今朝やってみると、オリヴィア・デ・ハヴィランドが出ている。おっと。で追っていくと、東京生まれだとある。うん?
  年子のジョーン・フォンテインもならば東京生まれなのか。とウィキに飛んで詳しくみていると、両親が離婚したあと、東京に戻ってアメリカンスクールを卒業とある。ほほー。聖心にもかよっていたのか。オーマイゴッド。
  二人の父は東大の英語教師だったのかあ。まったく知らなかった。それで両親は東京をいったん離れてから離婚したあと、父のほうはもう一度東京に戻るのだが、日本人家政婦と結婚とある。つまりジョーンは家政婦と一緒になった父のところに戻ってくるのである。
  ということで、ガーンときた。全然知らなかったので。しかしジョーン・フォンテインといえば中学時代に淀川先生の日曜洋画劇場の『レベッカ』で最初にみてからファンだったのである。うーん。日本で生まれたのか。
  この二人の姉妹の仲の悪さは有名だが、それも両親の複雑な事情に関係しているらしいこともわかった。風と共に去りぬオリヴィア・デ・ハヴィランドは演技派だった。でもちょっと横幅のある顔つきが、美醜という点では、ジョーン・フォンテインにはっきり劣ると田舎の中学生我輩は思ったものであった。あったあった、、、、、、。
  去年ジョーンが九十何歳かで老衰死し、姉は健在のようである。二人ともアカデミー賞をとった。兄弟姉妹の受賞はこの姉妹だけである。しかし仲が悪かったのが日本とも関係している(はず)ということを知ると、なぜいままでこの知識の大辞典のような我輩がそのことを知らなかったのか、中学生時分から知っていた女優なのに、という理由も少し氷解するのであった。あったあった、、、、、。
  あとの方がジョーン。となりの家政婦がこわかった。顔だちは家政婦も悪くないのに、誰がみてもジョーンが主役だとわかるのは、しかし、なぜ?微妙なところで郷ひろみのそっくりさんがハンサムでもなんでもないということと同じか。顔というものは微妙だが、それを瞬時にわかる人間の脳、つまり我輩の脳でもあるが、これまた絶妙である。ほほほ。