panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

オリンピック帰国選手団の挨拶みたいな会のよどんだ雰囲気


  帰国したオリンピック選手団が雛壇にいて挨拶をし、質問を受けている最中、ポキはトンカツを焼いていた。といっても、いつもの一からつくるトンカツではなく、昨日買ってきた完全にただ揚げるのを待つだけの簡単なトンカツである。油加減よりもやはり一日置いているためパン粉の調子が悪く、カラッとはあがらない。
  あらかじめ切っておくのも普通とは違う。食べやすいから今後は食堂でやるように切ってから皿に乗せることにしよう。
  と思いながら見ていたが、このどんよりした雰囲気は何だとテレビに抗議したい気持ち。何か偉い人が延々としゃべり、その儀式的な硬直した語りのスタイルを緊張をもって選手たちも踏襲する。小平なんか少し以上にあがってる感じ。
  で、寒い北見からきた女たちになると、よくしゃべるし、しゃべりすぎるし、さすがは道産子である。北海道では二人に一人は大泉洋であるのだが、カーリングの5人全員が大泉だった。
  かくいうポキは二人にもう一人のほうだと自負しているが、ちょっと照れてもいる。ジフテリアなんちゃって。しかし、実は、ただそういってるだけで、ほんとうはわても大阪の血が騒ぐ大泉洋なのである。これはこのブログを読む方々はわかっているだろう。
  こういう席でもカーリング場のだよねー感を維持する一本気、もしくは環境の責め苦をのりこえる怒濤の攻めというか、あるいはたんにまわりを読めてるつもりで「田舎のプレスリー」となる罠にはまりやすいというか。まことに偉いぞ、 道東の諸君!
  道東をわれわれ函館の人間は奥地と呼んでいるが、これはほめ言葉だ。
  ということで、授業的儒教的儀式的なこの陰鬱な帰国報告会も、少し北の風が吹いて、さわやかになった。・・・んだね。そうそう。なまらいいっしょ。んだんだ。